珍種の蓮、開花間近です。

善光寺にはいろいろな種類の蓮が植えられています。中でも特に珍しいのは「妙連」(みょうれん)と言う種類です。

これは全国でも大変数の少ない珍種の蓮で、つぼみのときは1つの花に見えますが、外側の花びらが開いた後は一茎に複数の花が見られ、2000~3000枚のたくさんの花びらで1つの花を作る奇妙な蓮です。一説には慈覚大使が唐から持ち帰ったと伝えられ、滋賀県の近江妙連公園のものは県の天然記念物に指定されています。

実はこの妙連、鉢植えでは数年に1度しか咲きません。善光寺で前回咲いたのは10年ほど前だと記憶しています。

今年は花芽が上がり開花が間近、数年に1度の勝縁です。ぜひご覧いただけたらと思います。

鉢の場所は分かりにくいところにありますので、ご参拝の折に事務所へお問い合わせ下さい。

現在は写真のようなつぼみです。三連休くらいに開花して多くの方々にご覧いただけると良いですね。

蓮8

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